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“相手の可能性を引き出し、自発的な行動を促進するコミュニケーション・スキル”です。“コミュニケーションを通して、相手が自ら自発的な行動を起こし、成果をあげることをサポートするスキル”です。


「coach」という言葉が、英語のボキャブラリーに登場した当時は、もともと「馬車」という意味でした。そこから、動詞としての「coach」に「大切な人を、現在その人がいる所から、その人が望む所まで安全に送り届ける」という意味が派生しました。これは、まさに現在の「コーチ」,「コーチング」の根底にある考え方となっています。
コーチは、プレーヤー(クライアント)が望んでいる夢・目標に向かって一緒に歩んでいく役割を果たします。プレーヤー(クライアント)の能力を最大限に引き出し、自発的に行動できるよう、コーチは100種以上のスキルを使ってサポートします。そして、スキル以上に、プレーヤー(クライアント)を自発的な行動に向かわせるのが、プレーヤー(クライアント)と向き合う「コーチのあり方」です。コーチは、「目の前にいる人は必ず目標を達成する人だ。この人の中には、目標達成のための答えも力もある」と信じて向き合います。そして、常に、一緒に目標達成に向かう方法を考え、力づけます。
コーチは、まずプレーヤー(クライアント)の話をじっくり聴きます。そして、たくさんの質問を投げかけます。プレーヤー(クライアント)がその答えを自分で考え、話していくのをまたじっくり聴きます。違う視点からの質問を投げかけたり、話を聴いていてコーチが感じ取ったことを率直にフィードバックしたりすることで、プレーヤー(クライアント)の気づきを促します。力づけ、時には提案・要望もします。このコミュニケーションの中で、プレーヤー(クライアント)は自分の夢や目標、置かれている現状、目標達成のための計画と戦略、自分が持っている可能性や能力を明確にしていきます。コーチとのコミュニケーションの後、プレーヤー(クライアント)は、目標に向かって、具体的にどんな行動を起こしていったらいいのかに気づき、目標に向かって動き出したくなっている自分を発見します。コーチは、その人の夢や目標の実現をスピードアップさせる存在なのです。

とコーチはいつも信じています。

コーチングが機能する上で、一番重要な要素は、コーチとプレーヤー(クライアント)の信頼関係です。コーチに対して、プレーヤー(クライアント)の心が開いていることが前提です。スキルだけで人を動かすことはできません。
そのために、コーチはまず、相手を信じること。「この人には目標を達成する力がある」,「この人の中に目標を達成するための資源はすべてある」と信じて向き合うこと。
どんなに能力、やる気がないように見える相手でも「大切な人」,「できる人」として扱うこと。コーチがまず、本人以上に相手の可能性を「信じる」ことから相手との信頼関係が築かれ、コーチングの成果が生まれてくるのです。
誰かに自分の話をじっくり聴いてもらうという体験は、日常生活の中で意外と少ないという人が多いのかもしれません。コーチは、まず、じっくりと話を聴くところから始めます。
話を聴いてもらうことによって、その人の中で、「自分はこう考えていたんだ。こうすればいいんだ」という気づきが起こってきます。これが、自発的な行動に向かわせる上で非常に大事な要素です。
また、口をはさまず、最後までじっくりと話を聴いてもらえたという体験は、その人の中に「自分の存在を受けとめてもらえた」という安心感を生み出します。「じっくり聴く」という姿勢は、「私はあなたの話を重要だと思っている。あなたを重要な存在だと思っている」という相手を認めるメッセージであるとも言えます。受けとめてもらえたという安心感があって、人は初めて、自発的に、前に向かうエネルギーがわいてくるのです。
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