コーチ石川の感動日記

113.カチンとくるYouメッセージ

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春の気配:ネコヤナギが生けてありました

 ようやく、路肩の雪もとけたようです。淡いグリーンのふきのとうがあちこち顔を出しています。あとは桜が待たれます。

 最近、インターネットを覚えた実家の母が、遠くで活躍する(?)娘の近況をこのホームページで確認してくれているようです。携帯メールまで来ます。恐るべし、IT化の波。しかし、そうは言っても、ときどき電話がかかってきて直接コミュニケーションをとります。

「久しぶり~、元気にしとうかね?」(←出雲弁)
“うん、元気だよ~”
「ホームページ見とると、なかなか忙しそうだね」
“そうだね~。あいかわらずバタバタだね~”
「あんた、最近『感動日記』あんまり書いとらんがね。他の人が書いたもんばっかりだがね」(←典型的な出雲弁)

 !! この瞬間、私の中で「カチン!」と音がしました。
“あのね~、こっちだって忙しいわね。そういう言い方がね~、やる気を著しく低下させるって、お母さん、わかっとる?”(←負けじと出雲弁)
ああ、悲しいかな。「受容」という言葉を知っていながら、コーチと言えども、身内の言葉となると、すべてを受けとめられるわけではありません。思わず、キツイ口調になってしまいます。

 しかし、母。最近、コーチングのセンスを少しつかんでいるようです。
「ああ、そげだね(=そうだね)。ごめんごめん。『たまには、あんたが書いたのも読みたいな~』と思って」 (ちゃんと受容し、しかも、Iメッセージで返してきました!)
“そうそう。そういう言い方してもらわんと、人はやる気にならんわね”

 なぜだかわかりませんが、Youメッセージには、テキメンにカチンと来るものが潜んでいます。素直に聞けません。「あなたは、・・・だね」と言われると、ちょっと責められていると感じる時もあります。「大きなお世話!こっちにはこっちの事情があるのよ」と言いたくなる時もあります。何か言う時は、やっぱり、Iメッセージにしよう。「私は、・・・と思ったよ」、「・・・してくれると、私は嬉しいなあ~」という感じでしょうか。

お母さん、ありがとう。
おかげでまたIメッセージの効果を実感として学ぶことができました。(←Iメッセージ)

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最近の私:元気です。ご安心を
 

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