コーチ石川の感動日記

124.この日のために

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ファイターズ:パ・リーグ制覇!おめでとう~~!
(長距離撮影でボケてますが・・・)

 『走馬灯のように・・・』というのは、こういうことを言うのかと思いました。9回裏、田中賢介選手が送りバントを‘この上ない’と言うほどキッチリ決めたあたりから、もう泣けてきました。2年前、プレーオフで敗れたこと、去年11連敗したこと、5位に低迷したこと、いろんなことが次々と思い出されていました。

 9回裏、ファイターズの攻撃が始まってからの札幌ドームの盛り上がりは何と表現したらよいのでしょうか。あと1勝で優勝が決まるというこの試合は、観ていてずっとツライ試合でした。息詰まる投手戦とはこのことです。でも、この9回で選手もファンも「終わる」と決めていました。「延長戦はあり得ない」。当然、福岡行きなんてあり得ない。今夜、この場で、この回で決める。その想いがドーム内に渦を巻いていました。

 森本選手が、ホームに滑り込んだと同時に、ベンチからファイターズの選手たちが、わぁ~~~~っとグランドに駆け出して行きました。
「勝ったんだ!」とわかりました。
それからはもう、号泣でした。ワンワン泣きました。いろんな想いがこみ上げました。あんな時もあった、こんなこともあった。(お時間がある方はぜひ『感動日記No.65,No.85』もご覧ください) それらは、今、この瞬間のためのすべてステップだったのだと思えました。

 札幌ドームで思い描いてきた胴上げを見ました。この日のために、すべての過程がありました。今ではすべて美談です。渦中にいる時は辛くても、すべてはここにつながっていたのだと今なら思えます。

 「夢をあきらめないこと」とお立ち台でヒルマン監督がおっしゃいました。信じて、あきらめなければ、夢が叶う瞬間はそんなに遠くない、ということを、ファイターズから教わりました。

 選手は本当によく闘いました。監督も。ファンも。よくがんばりました。栄誉を称えたいです。そして、決して、華やかな優勝報道の表には出ないけれども、すばらしいチームを作ることに粉骨砕身されたコーチの皆さんに、私は心から尊敬の拍手を贈りたいです。選手たちとチームの力をずっとずっと、どんな状況であっても信じ続け、監督を支え続けた白井一幸ヘッドコーチを、私は思いっきり胴上げしたいです。

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試合前、ノックをする白井さん
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札幌ドーム、満員御礼!
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これが胴上げだ!
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初めて見た!表彰式
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これも初!記念撮影
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号泣の後のVサイン♪

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