コーチ石川の感動日記

164.会えばわかる!

ニュース

今年も濃い1年です。この3ヶ月間でいただいた名刺だけでも会社員時代の3年分ぐらいの量です。お会いしている方がたはこの5倍、いや、そんなことないですね、10倍?! それ以上だと思います。

研修会や講演会に先立って、ご参加者の皆様からあらかじめご質問をいただくことがあります。「事前アンケートがまとまりました。お目通しいただき、研修の内容に反映させてください」と送られてきます。せっかく事前に送っていただいたのですから、すべてくまなく目を通します。でも、すみません。正直、後悔します。

「これらをすべて盛り込むのか~。こんなに多岐にわたっていたら、限られた研修時間では酷でしょう。ああ、読まなければよかった・・・」
そして、すみません。同時にこんな想いも湧きます。「どうして、こんなことまで講師に答えを求めようとするのだろう?」。寄せてくださった質問をうらめしくさえ思います。

事前にいただいたすべてのご質問、ご要望に応えられるかどうか、でも、やるだけやる!という気持ちで、事前アンケートを携えて皆さんの前に立ちます。すごく不思議です。ご参加者の顔が見えていない段階では、どんなに考えても適切なカリキュラムが浮かばないのです。ところが、実際の生身の皆さんの前に立ったとき、「こういう背景があってこの質問につながるんだ」ということが見えてきます。

「あ、きっとこの方はこの質問を書いて下さった方だ!」
事前アンケートの署名と胸につけていらっしゃる名札の名前が一致した時、なぜか親しみを覚えます。「本当に熱心な方だな~。問題意識をお持ちだから、ここまでの質問が湧いてくるんだな」。研修前とは、質問に対する受けとめ方が全く変わっている自分に驚きます。

やっぱり、目の前の生身の人と向き合うことは大きいと思い知ります。実際に会えばわかることがたくさんあります。相手のことを知らないから、勝手な考慮が生まれます。目の前の人とちゃんと向き合う。ちゃんと見る。これがより多くの方と出会う私の課題です。

それと、補足させてください。事前アンケートにたくさんのご質問をいただけるということは、それだけ関心と期待の高い研修だということに気がつきました。ご質問を寄せてくださる皆さん、本当にありがとうございます。

一覧に戻る