コーチ石川の感動日記

169.私が学校に行く理由

ニュース

「最近、日記書いてないじゃないか~?!
そんなに忙しいのかい?!日記コーチしてやるよ~」
というあたたかい激励メールまでいただくこの頃。
おかげさまで、そんなに忙しいです。

世間は、夏休み時期に入りましたが、そうなると、
最近の私は、にわか多忙をきわめるようになりました。
高校生の就職セミナー、先生がたの研究大会、校内研修、
全部、夏休みの行事なのです。

ご報告遅れましたが、7月5日には、札幌で、
日本スクールコーチ協会北海道支部」の
設立記念講演を盛大に行うことができました。
20名を超えるボランティアスタッフの皆様に支えられ、
無事に、第一歩の場を作ることができました。
また、この講演会をきっかけに、いきなり会員申込みをして
くださった方がたが予想以上に多く、北海道の皆様の意欲の
高さを感じました。本当にありがとうございます。

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子どもたちも参加してくれました。
2009年7月5日「日本スクールコーチ協会北海道支部」
設立記念講演(於:札幌市 ちえりあ)

会場には、親から言いくるめられて(?)しぶしぶ参加
したであろう高校生、小中学生もいました。
私の講演会は、講演と言えども、一人でしゃべり倒す
講演会ではありません。必ず、参加された皆さん同士も
お互いにお話しをするという場面があります。

「はい!では、できれば今日初めて会った人と2人組みを
作っていただけますか~!!」
想定外の展開に、しぶしぶ参加した子どもたちは、
「げっ!何やらされんの?はめられた・・・」
と後悔するらしいのです。
しかし、終わった後は、今回も、
「楽しかった!またこういうのあったら参加したい!!」と言って
帰っていくのです。。。
これを感動と言わずして何と言うのでしょうか?!

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皆さん、熱心に参加してくださいました。
(子どもたちも一緒にグループディスカッション中)

高校生のセミナーは、社会人相手にしゃべっている以上の
神経とエネルギーを使います。
こちらが、ちょっとでも、相手への「気」を抜くと、すぐ、
しゃべる、寝る、脱走する・・・
私の講演テクニックは、高校生によって磨かれたと言っても
過言ではありません。本当に鍛えられます。

朝から、ず~っと斜にかまえて座っている高校生の
隣りに座りに行って、声をかけます。
「書いた?」
「オレ、こ~ゆ~の超苦手なんすよね」
あきらかに、うっとうしそうです。私の目を見ません。
「自分の長所、何かないかな?」
「ない!!」
即、断言します。この反応にももう慣れました。
「短所は?」
「・・・人の意見にすぐ流される、とこ」
本当に不思議ですが、短所は必ず答えてくれます。
「それって、人の意見をまず素直に聴けるってことだよね」
「そっか」
本当になんて素直な子なのでしょう!
「それ、長所だよ!」

しばらくすると、ワークブックに自分の長所を書き始めました。
セミナー終了後、「ありがとう」を行って帰る生徒を見送りながら、
今日も自分が生きている価値を実感します。

子どもたちの可能性を引き出したい!なんていう崇高な想い
などではなくて、実は、私は、自分の存在価値を実感したいがために
子どもたちを力づけているのだという気がしてきました。

最初は、「ウザイ!」という顔をされても、こちらが力づけると、
必ず、最後は逆に力づけられるのです。
これが、私が学校に行ってセミナーや就職カウンセリングを
する理由なんだと思います。

「ありがとう」はこちらのセリフなのです。

8月、また元気に駆け抜けます!!

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