コーチ石川の感動日記

204.行ってきました!オランダ

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5月、ついに!オランダへ行ってきました。
オランダの小学校をはじめとする、様々な
教育現場に、直に触れてきました。

連日、8時過ぎには学校へ到着、8:30からの
登校風景、午前中の授業、お昼休み、午後からの
授業と、1日体験入学をさせてもらったような
そんな毎日でした。

お伝えしたいことは山のようにありますが、、、
私が一番、感動したことは!
(教育手法は、各学校ごとに様々でどれもユニーク
 ですが、私が今回見てきたどの教育現場においても、)
その根底には、コーチングが根付いている!
そして、先生は、基本的にコーチなんだ!

ということです。

「今日、学びたいこと」は、子どもたちが自分で
各々選択します。
子どもの強みや個性に合わせて、学ぶ方法まで
選択できる学校もありました。
自分がやりたいことをやっているので、
子どもたちは、エネルギッシュです。
「自分で選ぶ」ことって、やる気の基本なんだと
あらためて思います。
「やりなさい」と言われて、「やらされ感」で
やるのは、子どもでなくとも不幸なことです。

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【授業風景:各々に好きなスタイルで学習中です】
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【今日は何をするのかを自分で決めて、教室の後ろの
 予定表に自分の名前を入れています】

自分で選んで、自分で決めて、自分で取り組む、
そして、評価やふりかえりまでも、自分でします。
やってみて、どうだったか?
次はどうするのか?
自分で考え、次の学びにつなげます。
先生は、質問によって、考えることを促します。

「小学生にそんなことできるのか?」
少なからず、私もそう思いました。でも、
できるのです。毎日やっていたら!
自分で考え、自分で課題解決できる力は、
知識をどんなに蓄えていることもよりも、
これからの時代、大きな資源ではないかと
思います。

「やりなさい」と言われたことだけをやる。
やった結果は、他人が評価する。
正しい答えは、他人が持っている。
他人が持っている答えを正解できないと、
評価を得られない。
これでは、いつまでたっても、
「自分で考え、自分で課題解決できるんだ!」
という自己肯定感が育ちにくいのでは?と
思います。

どの学校でも、先生が折々に、子どもたちに
質問なさっていたのが、とても印象的でした。
「今日はどんな目標でやる?」
「これを作ろうと思ったのはどうして?」
「やってみて何を学んだ?」
「次、もっとうまくやるにはどうしたらいい?」

言語は通訳していただかないとわからないけれど、
非言語コミュニケーションは、不思議とキャッチ
できるものです。
先生がたのあり方が、常に、
「自分でできるよね!自分で考えられるよね!」
というスタンスであることが確かに伝わってきました。
「あなたは子どもだから、私が教えてあげないと
わからないでしょ」というスタンスではないのです。

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【休み時間も元気いっぱい駆け回っています】
                   

    
教育制度や教育手法は、各々の国の事情や文化によって、
とりいれられるものと難しいものがあるでしょう。
それに、私は、学校の先生でもないし、政治家でも
官僚でもありません。
でも、コミュニケーションの分野において、日本でも、
私でも、まだまだやれることがある!と、確信して
帰ってきました。

今回、このような貴重なご縁をつないでいただき、
すべての視察の調整と同行、通訳を務めてくださった
アムステルダム在住のとても聡明な日本人Nさん、
本当にありがとうございました。
この出逢いは、私の大きな財産です。
おかげ様で、深く心に残る充実の視察となりました。

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【言葉はお互いわからないけど、
 子どもたちは手を振って
 見送ってくれました】

今回のオランダ視察の詳しい内容については、
8月以降、札幌、東京を皮切りに報告会の場を作って、
お伝えしていこうと計画しています。
また、詳細は追ってご案内いたします。
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【アムステルダム:美しい街でした。
 日没が遅いので、22:00でもこの明るさ】

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