コーチ石川の感動日記

224.日本で実現させたい私の夢

子どもの頃、私はさまざまな職業にあこがれました。
それなりの夢もありました。
でも、社会に出る頃には、それらのすべてを
あきらめて、会社に就職しました。
          

就いた仕事を通して、非常に幸運なことに、
コーチングに出会いました。
“あなたの中に答えがある”
“あなたには無限の可能性がある”
“答えは一つではない”
これらの言葉、考え方に励まされました。

 

コーチから、「あなたの人生で成し遂げたいことは?」
と質問されているうちに、子どもの頃にあきらめた
夢のいくつかを思い出しました。
「どうしたらできるか一緒に考えよう!」
とコーチが言ってくれました。
「どうしたらできるか?」だって?
私はコーチングに出会うまで、それを本当に真剣に
考えたことがなかったように思います。
     
だって、子どもの頃からそんな質問、あまりされた
ことがなかったから。
「あなたはここが苦手だからもっとがんばろう」
「簡単にはできないからもっと努力しよう」
そういうことばかり言われて、“できない理由”を
考える癖がついていました。

     
「能力がないから」、「経験が浅いから」、
「年齢が若いから」、「資格がないから」、
「時間がないから」、「お金がないから」、
「人脈がないから」、「体力がないから」、
「根性がないから」・・・数えあげたら、
いくらでも出てくる“できない理由”に焦点を
あて続け、表向きには、やる気があると
思わせるような言葉を並べながら、内心、
「夢はしょせん夢」と冷めているところが
ありました。

 

でも!「あなたはどうなりたいのか?」
「どうしたらできるのか?」
とコーチは常に問い続けてくるのです。
「あなたはなりたいものになれる」
「必ずできる」というところから、
絶対に降りないのです。
私が降りそうになっても、
コーチは降りないのです。だから、
自分もなんだかそんな気になっていきます。

 

「ひょっとしたらできるんじゃないか」
→「なんだかできるような気がしてきた」
→「きっとできる!」
→「本当にできた!」
この体験を何度も味わった時に、私は、
「人は夢を叶える力を持って生まれてきている」
という一見キレイごととも思える言葉を
信じられるようになりました。

 

この気持ちを、子どもの頃からもっと持てたら、
多くの人が、もっと幸せに生きていけるのでは
ないか?コーチのように、子どもの頃から
関わってくれる人が教育現場にいたら、
自分のやりたいことをやって社会に貢献できる人に
育っていくのではないか?と心底思えるのです。

 

オランダの教育現場を見てきて確信できました。
まだまだ日本でもやれることがある!
子どもたちはもっと楽しく幸せに勉強できる!と。
私の夢は、教育現場に当たり前に「コーチング」が
存在する日本。

 

子どもたちは「夢は叶うもの」と疑いなく
思っている。
勉強は夢を叶えるために必要なもの、
勉強は楽しいものと思っている。
自分は価値ある存在だ、将来何事か成し遂げて、
社会の役に立つ人になれると信じている。
     
人と比べて卑下したり、人を攻撃して優越感を
得たりせず、自分の価値観に基づいて、
自分の夢に向かって生きている。
自分のことを大切にできるから、相手のことも
尊重する。
     
先生の自己肯定感も高く、
子どもの可能性を信じている。
子どもの主体性に任せ、大らかな気持ちで
子どもたちを見守っている。
コーチングのコミュニケーションがそこかしこで
行われている。
建設的に思考し、対話し、行動する。
そんな環境を作りたい。
     
だから、もっともっとコーチングを教育現場に
広げたい。
まだまだやれるのにやっていないことが
たくさんある。
「日本では難しい」なんて言わせない。
これからもコーチングの可能性を
伝え続けていきます!

 

このような考察とチャレンジのきっかけを与えて
くださった仲本かなさんとオランダの教育現場の
皆様に、あらためて心から感謝申しあげます。
     
そして、また、私はオランダに行ってきます!
夢を叶える行動を止めずに進みます。

     

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