コーチ石川の感動日記

31.あっぱれ!道産子

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 ほんっとに、感動的、歴史的な1日でしたね。夏の甲子園、駒大苫小牧高校が初優勝を飾りました。テレビの前で、選手と一緒に私も号泣でした。何度見ても泣けます。優勝旗は初めて津軽海峡を越えるということです。道民になってまだ2年3ヶ月ですが、こんな感動的な瞬間に出会えたとは実に光栄です。

 マウンドで570万道民の期待を一身に背負って投げる鈴木君の気迫、最後のフライをキャッチしたキャプテン佐々木君の達成感を思う時、「君たちはホントえらい!!」としみじみ感涙に浸る私でした。のびのびと強気でプレイしていたのが、画面からも伝わってきました。皆、けっこう初球打ちで長打でしたね。「打てないかも」なんて、微塵も思っていない。「オレが打つ!」この気持ちがびんびんと伝わってきました。

 5番バッター、糸屋君の記事が新聞に載っていましたね。6回裏の攻撃、ノーアウト1塁という場面で自分に回ってきた打順。通常は、必ず送りバントのサインがベンチから出るはずなのに、香田監督は動かなかった。ノーサイン。自分に対する監督の信頼を感じた糸屋君は、「それならば絶対に打ってやる」と、バットを振ります。本塁打でした。

 「オレが打つ!」「勝てる」というところに皆が微塵の迷いもなく立っている。「決勝戦まで来たんだから、もういいや」, 「また逆転されたからもう無理だ」なんて誰も思っていない。このチームの強さは、そんなところにあると感じました。監督の選手に対する信頼もまた大きな勝因であると私は思っています。

 「やると決めたらやれる」ということをあらためて教えていただきました。雪が多いから、練習場所に恵まれないから、、、そんなこと関係ないんです。「やろうと思ったらやれる」「やるというところに立つ」 成果を出している人はいつもこのスタンスです。この1ヶ月間で合計14日間の出張、私もやり通します。

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