コーチ石川の感動日記

65.美談を創ろう

ニュース

image68_1
ついに!開幕。シーズンがやってきました。

 う~ん、残念!札幌ドーム開幕戦、ファイターズの初勝利!とはなりませんでした。仕事を終えて、途中からかけつけましたので、今年は最初から私も万全の態勢ではなかったかもしれません。(白井ヘッドコーチ、ごめんなさい) それにしても、コートにマフラーを巻いてナイターに行くって、あり得ないですよね。ホントに札幌っていうところは・・・。

 昨年に続き、開幕3連敗です。“それはないでしょ”と思いたいところですが、こんな始まり方のほうがけっこう後になってから泣かせるものなんです。がんばっているのに、なかなか成果に結びつかない、うまくいき始めたと思ったらまた障害にぶつかった、とこぼすクライアントさんに対して、私は自分をも励ますつもりで、こんなふうに力づけます。

 “これを美談にしましょうよ!成功したあかつきには、この時のことを思い出して、しみじみ語るんですよ。『あの頃は、ほんっとにお客さん来なくてね。もう夜も眠れなくてね。夜中にふと、もうこの仕事やめようかと思ったら泣けてきてね。それでも・・・』って言って、周りを泣かせましょうよ”。

 「プロジェクトⅩ」というテレビ番組がなぜあんなに人気なのかわかりますか?“美談”がたくさんあるからだと私は分析しています。プロジェクトがうまくいきそうになると、とんでもない大問題が発生する。「絶体絶命だ!」と思うような事件が起きる。「今さら、そりゃないだろう」というような邪魔が入る。それらをなんとか克服してやり遂げたからこそ、最後の感動の涙につながるのです。最初っからうまくいきまくった話なんて、聴いていて何もおもしろくありません。失敗のない成功話なんて、ぜんぜん感動できません。並々ならぬ苦労はあったけれど、泣きながら乗り越えたという“美談”があればあるほど、“成功”が光り輝くのです。

 「開幕戦からぜんぜん勝てなくてね、今シーズンはどうなることかと思いましたけど、ついに優勝しちゃいましたね!」。
いつかこんな言葉を言いたいですね。

 将来の輝かしい成功のために、今のうちに“美談”をたくさん創っておきましょうよ。

一覧に戻る