コーチ石川の感動日記

70.答えは自分の内側にある

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札幌は今日も雪が降りました。チューリップの芽もまだこんな感じ・・・。

 先日の『コーチング実践コース』で、私は感嘆しながら、参加者の皆さんのロールプレイを拝見していました。
“はぁ~、なるほど。いい質問するね~”
“そこでそう切り返すか?!お見事!視点を変えるアプローチ!”
“その提案!まさに絶妙のタイミング!”
皆さん、なかなか上手です。さっきやった私のデモなんかよりもずっとずっと上手です。

 参加者の皆さんは、以前、『基本コース』を受講された方がたばかりですが、1ヶ月前に受講したという方もいらっしゃれば、受講してから約2年が経過しているという方もいらっしゃいます。この間、実際にクライアントを持って、コーチングをしているという方もいらっしゃいます。そういう方は、たしかに以前とぜんぜん違うレベルのコーチングをなさっていることにあらためて驚かされます。

 「もっと継続してコーチングを学びたいのですが、この後はどうしたらいいですか?」
セミナー受講者の方からよくうかがう質問です。たしかにコーチング関係のセミナーは増えてきましたが、もっと深くもっとバージョンアップして、となるといろいろ制約もあるようです。

 でも、一番コーチングを学べるのは、やっぱり、自分が『コーチングをする』ことなのだと思います。さらに、『コーチングを受ける』ことが加わればいっそうパワフルです。私も自称“セミナーおたく”ですから、どうしても、セミナーにお金をつぎ込んで、『外側に答えを求める』行動に走ります。でも、本当にコーチとしての自分を支えているのは、自分自身がクライアントさんと接する中で実践として学んできたことです。研修室の中では、決してコーチングはうまくなりません。研修室の中で学んだことを自分で実践することが、当たり前なのですが、一番効果的な方法なのだと思います。実践しないで、セミナーだけを受け続けるのは、もったいないことです。

 私自身も含めて、もっと深くコーチングを学びたいと思うのだったら、つべこべ言わずに、自分がコーチングをやってやってやりまくることです。学んだことをとにかく実践し続ける。それに尽きます。一度に30人のクライアントさんを持って、1日中、電話に張り付いてコーチングをしていた時期がありました。ご飯を食べる時間もありません。夕方になると頭痛がしてきます。この経験の後、初めて、“これか?!”と私の中でスイッチが入った瞬間がありました。

 私たちは、答えを外側に求め過ぎです。でも、答えは決して外にはない。やっぱり自分の内側にあるんです。今回の参加者の皆さんに、このことをあらためて思い出させていただきました。感謝です。

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