コーチ石川の感動日記

78.信じる気持ち

ニュース

image81_1
初夏の陽の光がまぶしいです

 札幌はようやく初夏です。緑がイッキに増えました。冬、雪に埋まっていたところからどんどん緑が湧いてくる様は、すさまじい生命力が感じられてただただ感動です。

 さて、いつもHPを見てくださっているSさんから、こんなステキなメールをもらいました。ご快諾いただきましたので、掲載させていただきます。Sさん、ありがとうございます。

======================================

 さて、私の近況報告なんですが、先日こんな事がありました。アル店のTOP K君ですが、新入社員D君の成長に頭を痛めていました。D君は言われた事を、自分なりに考えて、やる子です。個性があって、自主性もあっていいのですが、TOPのK君は「言う事を聞かないヤツ」とレッテルを貼っていました。

 そんな中、アル出来事をきっかけに、K君がD君に「何で、先輩の言うとおりにしないんだ。先輩を信頼していないのか?」と聞くとD君は「ハイ」と答えたそうです。「そんなヤツはどうする事も出来ない。僕にはもうD君は無理です」と私に泣きついてきました。K君は私に一所懸命に、自分がどれほど色々な手法をつかってD君に気付いてもらおうと努力したかを、切々と語ります。沢山の本を読み、ほめる・聞く・認める・質問するなどしたらしいです。

 私は以前から気になっていた事を思い切ってK君に聞いてみました。「ねぇ、K君はD君を信じてる?絶対にD君は出来る人だって心から思っている?」と。K 君は、「信じてません」と言いました。私は、「これが原因だ!!!!!」と心の中で叫びました。「どんなに素晴らしいスキルを使っても、どんなに自己啓発の勉強をしていても、相手を信じて、相手は必ず出来る人、無限の可能性を秘めている という気持ちを持たないと、スキルをいかして成果を得る事はできないんだよ」と彼に伝えました。

 K君は真面目で勉強熱心で、思い込みが少し強い人です。ゆえに、書いてあるような結果がそのまま自分にも得られる、と思ったと思います。でも私達は常に、感情ある人対人の関係の中で、相手を気持ちをコントロールしようなんて、おこがましいんですよね。相手が動きたくなるように、自分を変えるところから関わらないとだめだと思うんですが、つい相手を責めてしまいがちです。K君には早くそこに気付いてもらいたいです。そんな事を伝えながら、自分に言い聞かせています。

======================================

 Sさん、すばらしい気づき!そうなんです。信じる気持ちがなければ、どんなにすばらしい道具であっても使えないんです。人は、言葉そのものに反応しているのではなくて、その言葉の裏にある相手の気持ちに反応しているのです。

 信じる気持ち。まずはここからです。
ファイターズ、今、弱いけど、私は信じる!

一覧に戻る