コーチ石川の感動日記

80.1回の研修の効果

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 先日、北見までコーチング研修に行ってきました。
「去年、札幌で石川さんの研修を受けたSさん、Nさん、また今回も参加されますよ」
“え? SさんとNさん。そうですか~。去年はわざわざ札幌まで来てくださったんですよね。1年ぶりにお会いできるんですね”

“Sさん!お久しぶりです。北見まで来ました。今回も参加してくださるそうですね。去年、しっかり学んでいただいたので、今日は特にもう何も学ばれることはないんじゃないんですか?”
「え。そんなことは、、、。まだまだですよ」
“この1年、どうでしたか?コーチング、実践されましたか?何か成果は実感されていますか?”
「いや~。別に。だから、今回も来てるんです」
“Nさん、お久しぶりです。Nさんはどうですか?”
「いや~、なかなか。今回も勉強させてもらいます」
あいかわらず、謙虚なお二人です。

 今回は、Sさんの上司も受講者の一人として参加してくださっていました。Sさんの上司であるTさんが、休憩時間にこんな話をしてくださいました。
「Sくんはね、去年、札幌の研修から帰ってくるなり、『オレは変わる!』と宣言しましてね、それから、店の売上をずいぶん伸ばしたんですよ。Sくんの下にいたスタッフもね、Sくんと話す中で、ずいぶん自発的になりました。それで、どうかな~とは思ったんですが、思い切って、この春から、うちの地域で一番大きい店に転勤させたんですよ。ここは競合が多い地域でけっこう苦労してましてね、難しい店なんですよ。なんですけど、ここ2ヶ月でまたぐっと伸ばしてるんですよね。彼はね、ちょこちょこパートさんにも声かけに行ってね、人を使うのが本当にうまいというか、・・・」
 
 Nさんのロールプレイングを拝見していて、また驚きました。基本の流れとスキルがうまく使えている上に、Nさんらしい緻密さとあたたかさが出ています。
“Nさん、ずいぶん上達されましたね~!”
「そりゃ、1年前に受講してますからね。1年で進歩してないと」

 私は研修講師という仕事をしながら、どこかで「研修」に限界を感じていました。やったときは盛り上がる。でも、効果は持続しない。定着しない。これが、1回限りの研修のむなしいところです。だからこそ、継続して関わることができる1対1の「コーチング」には「研修」にないメリットと魅力を感じます。「コーチング」は「研修」の効果を補えるものだと確信しています。

 でも、今回、北見に行って、私は1回の研修の効果が決してむなしいものではないということをはっきり教えていただきました。1回の研修でやれることは大きい。あなどっちゃいけない。

 どんな講演でも研修でも、私はいつも精一杯、この時間に私ができることはすべて差し出したいと思ってやっています。でも、・・・
“1回ぐらいやったところで・・・”
正直に言います。どこかにそんな想いがありました。反省しています。1回の研修の先にある変化と前進。これを意図して1回1回にさらに精魂込めます。

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