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コーチ石川の感動日記

46.ヘッドコーチの言葉

カテゴリー:日時:2004年11月24日(水)


札幌はホワイトイルミネーションの季節~


「(プレーオフ直前の札幌ドームでの試合で)ダイエーに6点差をつけられてベンチに帰ってきた選手たちが、『次で絶対に逆転してやる!』、『必ず勝つ!』と口々に言ってるんですよ。こいつらすごいな、と思いました。私たちコーチはあの場面でただほれぼれと選手を見ているだけでした。スタンドのファンの一人になっていました」


 ※この試合、最後に新庄選手が幻の満塁ホームランを打って、見事にサヨナラ勝ちを決めましたね。(感動日記:「9月20日」参照)

「『これで押さえられなかったら今日は負けてもいい、明日もっといい試合につなげるために投げてくれ』と言って送り出します。ここで、『必ず押さえろ!失敗は許されない』と言ったらプレッシャーを与えるだけです。負けたことを責めても次につながりません。常に次の試合につながること伝えます」


「グランドに出ていく前に、私たちはものすごい量のコミュニケーションを選手たちととっています。シーズンオフに入って我々が何をしていたかというと、選手一人ひとりと、コーチ陣が今後の課題と目標を明確にするミーティングを行っていたんです。70人以上いますからね、たいへんな時間がかかります。ここで、自分の目標を明確にして秋季キャンプに入ったんです。グランドに出てからは、そんなに声かけは要らないんです。皆、何をやればいいのかわかってくれています」


「私が選手だった時にどう感じていたか、コーチや監督に何を望んでいたか、それをいつも考えて接するようにしています。たしかに言い方もあると思います。同じ言葉でも言い方によっては詰問にもなります。選手に対してこちらがどんな思いで接するかが大事なんです」


 久しぶりに講演会で、ファイターズの白井ヘッドコーチとご一緒しました。
“それは、まさに思い描かれていた通りのチームですね!!”
私は思わずこの言葉を講演中3回ぐらい言ったと思います。「コーチング」を導入された二軍コーチ時代に目指されたチームが着々とできあがりつつあることを実感させていただけるお話でした。感動でした。勇気をもらいました。


 白井一幸さん、最高!!


初めて見た時、ピンクのとうもろこしだと思いました。・・・ホントはライラック

45.暗示にかける

カテゴリー:日時:2004年11月20日(土)

 今回も、無事長期出張が終わりました。当たり前のことですが、体調を崩すことなく、声が出なくなることもなく、全日程を完遂できたことは、何よりの達成感です。札幌に戻ってきた翌日もまだ元気に「しゃべる仕事」ができています。たいしたもんです。でも、これは、決して私一人の力ではないのです。


 好きな仕事、やりたい仕事でも、初めてのクライアント先、初めてのチャレンジは、少なからずプレッシャーです。“私はやれる!立場をとるんだ!”と言い聞かせても、どこかで、“変な受講者ばっかりだったらど~しよう(←失礼な話)”,“はたして、私はこの会社の期待に応えられるんだろうか・・・” どよ~んと重たい気持ちがあるのも事実です。


 でも、そんな私の気持ちを一瞬で軽くしてくれる人たちが私のそばにはいるのです。私を起用してくださるプロデューサー兼マネージャーのような方たちです。「石川さんだったら、今回もだいじょうぶでしょ」。この一言で、素直な私は、即、“よっしゃ、今日もやれる”という暗示にかかります。


 今週、1年間にわたる長期セミナーの第1回目があるクライアント先でスタートしました。長丁場の初回ということもあって、少なからず重たい私でした。この仕事をとってきてくださったA氏が、開講直前、私の隣りでぽそっとつぶやかれました。「私、この研修はきっとうまくいくと思うんですよ」 おぉ!!ワンダフル! 今の私にとって、それは、何よりの力づけの言葉でした。すーっと、気持ちが軽くなったのを実感していました。俄然、立場をとって、ガンガンしゃべり始めた私でした。もし、この時、「石川さん、長丁場ですからなかなか難しい研修ですよね。受講者も手ごわそうだし、、、だいじょうぶですか?」なんぞと言われたら・・・?


 講演前の講師に何と声をかけるかで、その日の出来が左右されることは確実にあるな、と思いました。当然のことながら、仕事をする前の部下に何と声をかけるかで仕事の出来が変わることもあり得るのでしょう。


 今週、東京で担当したコーチング研修に、某航空会社の整備士さんたちを指導する教官が参加して下さいました。“いつも乗せていただいてるんですよ” 「そうですか、ありがとうございます。皆、きっちり整備してますからね、安心して乗ってください!」 自信と誇りに満ち溢れた言葉でした。帰りの飛行機は、着陸前に思いのほか揺れましたが、ぜんぜん怖くありませんでした。言葉の力ってすごいですね。


 日ごろ、部下をどんな暗示にかけていますか?

44.高さ180cm上での分析

カテゴリー:日時:2004年11月09日(火)


高台寺の竹林:実際はこの世のものとは思えない光景です


 私は、観光地で『人力車』に乗ってみようなどとは、これっぽっちも思ったことがありませんでした。でも、どうしたことでしょうか。気がつくと、私は、高さ180cm上から京都観光をしていました。なぜだかわからないのですが、平安神宮の前で声をかけてくれた俥夫(しゃふ)さんの人力車にその日は乗ってみようという気になりました。私好みのお兄さんだったから? う~ん、それもあるかもしれません。でも、それだけじゃないな、何だろう?一段高いところから眺める東山界隈もとても新鮮でしたが、それと同じぐらい、私にこのあり得ない行動を起こさせた現象はとても新鮮でした。


 “このお仕事始められてどれぐらいになるんですか?”、“1日何kmぐらい走らはるんですか?”、“どんなところがおもしろいと思いますか?” 俥夫さんが一生懸命、観光案内をして下さるそばから、どんどん質問を投げかける私はきっと変なお客と映ったと思います。


 なぜ私はこれに乗っているんだろう? 「京都観光の最後は僕に任せてください」←この殺し文句か? ちがうな。俥夫さんにしては華奢なので、同情したのかな? そんなことじゃないな。歩き過ぎて足が痛かった。たしかにそうだけど、なにもこれに乗らなくても。。。原因を特定できないまま人力車を降りる時間となりました。距離の割には高い乗り物でしたが、何か不思議なすがすがしさが残りました。


 話は変わるのですが、今日、思いがけず、ファイターズ:ヒルマン監督の通訳、岩本賢一さんにお会いすることができました。お若いながらも自分の夢を叶えた人です。お会いしたかった人の一人でしたので、とても感激でした。岩本さんにお会いした瞬間に、私は急に、京都東山で出会った俥夫さんを思い出したのです。(岩本さん、ごめんなさい。変なところで引き合いに出して)


 ああ、そうか。だから私はあの俥夫さんの人力車に乗ってみようと思ったのかな。岩本さんも俥夫さんもとてもとても礼儀正しい人でした。言葉や動作にメリハリがあります。敬語で語尾まできっちり話されます。とても謙虚です。何より、驚くほどこちらの目をまっすぐしっかりとご覧になります。勉強熱心です。自分をもっと高めたいという強烈な向上心があります。仕事に対する熱い想いをお持ちです。


 そんなこんなを一瞬の出会いで感じさせる!すごい、すご過ぎる! “この人のようなオーラを発するにはどうしたらいいのか” 私はそれを高さ180cm上で観察したかったのだと思います。京都での出会い、岩本さんとの出会い、日々が貴重な発見に満ちています。
 出会いに感謝!

右大文字でございます こちらは新選組屯所跡:八木邸 八坂の塔でございます

43.コーチの資質

カテゴリー:日時:2004年11月01日(月)


またまた講演会でお花をいただきました。感激!


 この週末、はるばる本州(北海道では『内地』と言ったりする)からお客様が訪ねてきてくださいました。この方、Hさんとは、今年東京で知り合ったのですが、突然、「札幌まで行きますのでお時間ください。私のロールプレイングの練習につきあっていただきたいのです」と言われた時はちょっとびっくりしました。地方から毎月1回東京に来て、コーチングを学ばれている姿勢にも頭が下がります。が、まさか本当に札幌までいらっしゃるとは思いませんでした。貴重な時間とお金を使って来てくださるのですから、私もできる限りの時間を捻出して一緒にコーチングの勉強をしました。


 Hさんは、つい最近まで、「巨大ピラミッド組織」の頂点にいらした方です。60歳を超えてその要職を退かれ、「第二の人生」について考え始められた頃、コーチングと出会われました。
「私のこれまでのトップダウンのやり方から考えると目から鱗でした。部下に対して反省する思いです。自分を変えなければならないと思いました」。第1回目のコーチング研修の後で、こうおっしゃっていたHさんの言葉こそ、私には「目から鱗」の心境でした。


 私は、よく50代以上の管理職、経営者の皆様にコーチングのお話をさせていただくのですが、「本当にそんなことで部下が変わるとは思えない」、「いまさら自分を変えられない」とおっしゃる方が30代、40代の方がたに比べて格段に多いのです。これまで長い間、ご自身が信じるやり方で成果を上げて来られた方がたですから、そう思われるのは全く当然のことだと思います。


 「『これでいいんだ』という自分で作っていた枠をとってみると、まだまだやらなければならないことはあるなと思いました」、「この歳になって、こんなにワクワクする気持ちになれるとは思いませんでした」、「将来に向かって夢が膨らんできました」。Hさんの言葉は、どれも瑞々しく前向きなエネルギーに満ちています。


 “Hさんには、すばらしいコーチの資質があると思いますよ” またまた偉そうに私は話してしまいました。
「え? どうしてそう思われるのですか?」
“スキル以前に、コーチにとって必要なものをHさんはすでにたくさんお持ちです”
私は師匠たちから教わってきたこと、日ごろ自分自身が実感していること、Hさんから感じ取ったことをお伝えしました。


 “コーチにとって必要なものは、コーチ自身が常に学び続けていること,コーチもシフトしようとしていること,コーチも失敗を恐れずチャレンジしていること,人をサポートしたいと思っていること・・・云々” ああ、なんて偉そうな私。。。


 『自分の手と足でつかみにいったものしか使えない』 これも尊敬するコーチからいただいた言葉です。本当に自分のものとして使えるものは、人から与えられたものではなく、自ら求めてつかみとりにいったものなのだと思います。


 『自分をシフトさせるために自らつかみにいく』 Hさんのこの姿勢は、私にあらためて「コーチのあり方」を示してくださいました。とてもすがすがしい週末でした。


初雪の後に紅葉する札幌・・・

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