早いもので、震災から1年が過ぎました。
多くの方が、被災地に向かって黙祷を捧げられた日、私も
札幌で手を合わせました。
今年の冬は、本当に雪が多く、気温も低く、道内出張は
ひときわ困難を極めました。でも、列車を走らせるために
線路の傍らで一生懸命、雪かきをしてくださっている姿を
見ると、文句など言えません。
被災地で、懸命に復興、捜索にあたられている方々、避難を
余儀なくされている方がたを思うと、仕事があることに感謝
こそすれ、文句など絶対に言えません。
震災は、本当に痛ましい出来事でした。しかし、多く人の意識も、
たしかに変えたのではないかと思います。
予定していた列車が運行しない。仕事に間に合わない。
そんな焦燥感の中で、何度も、駅の係員の方とコミュニケー
ションをとりました。
焦りと不安から苛立ちや怒りも湧いてきますが、そんな時、
思い出す師匠の言葉があります。
「この人の向こうに何百、何千という人がいる。あなたがこの人に
とるコミュニケーションがその人たちに影響を与える。そして、
それは回り回って、あなたに返ってくる」
なるべく、丁寧に冷静にものをたずねます。
そうすると、丁寧に冷静に返ってきます。
「申しわけありません。私どもも只今状況を調査中で、
現時点では、いつ運行するとは申し上げられないのです。
たいへんご迷惑をおかけします」
「そうですか。ありがとうございます。皆さんもたいへんだと
思いますが、がんばってください!」
職業柄、つい、激励までしてしまいます。
タクシーに乗る時も、師匠の真似をして心がけていることが
あります。
①ドアが開いたら、大きな声で明るく挨拶をして乗る。
「ありがとうございます。よろしくお願いします」
②行き先を丁寧に告げる。
「・・・までお願いします」
「・・・までですね」
「はい。お世話になります。よろしくお願いします」
これだけで、道中、運転手さんとのコミュニケーションが
格段に変わります。
運転手さんも、いいお客だと思ってくれるようです。
「今日は、いいお客さんに乗ってもらってよかったです」
と言ってくださることもあります。
きっと、この運転手さんは、次のお客さんを明るい気持ちで
迎えられるはず。そのお客さんも運転手さんの対応に、
悪い気がしなくて、次に会う人にやさしく接するはず。
この循環を回していけば、世の中、変わるんじゃないか
と、この仕事をしていると、真剣に思うのです。
自分が、プラスのスイッチを押すと、相手もプラスの
スイッチが入る。その人がまたプラスで他の人に接する。
それが回り回って広がっていく。
今、自分に何ができるのか。
この1年、ずっと問い続けた人も多かったと思います。
自分が発するコミュニケーションで、プラスのスイッチを
押し続ける。
その先に、本当の意味での「絆」があるのではないかと
思います。
先月の私の誕生日にあたり、また、各地でお祝いをして
いただきました。私は本当に幸せ者だと思います。
深く感謝いたします。この気持ちをプラスのスイッチ
にかえて、全国へお返ししていきます。
心からありがとうございました。
【講座生の皆様からたくさんのお祝いメッセージを
いただき、感激感動でした】
【東京講座の後、バースディケーキでお祝いしていただき
ました。皆様いつもありがとうございます】