コーチ石川の感動日記

20.師匠の予言

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笑いの絶えないパネル・ディスカッションでした

 そう言えば、初めてPHPに本間正人コーチをお招きした時も・・・、講演会が無事スタートしたかと思った矢先、受講者の皆さんが会場から一斉に出て行ってしまう、という事件が起きました。当時、事務局だった私は、何が起こったのかわからず、ただただ呆然としていました。

 まさか、札幌グランドホテルでも同じことが起こるとは! 「コーチング・カンファレンス」の会場が、始まってすぐ空っぽになってしまいました。本間コーチお得意の『ブラインド・ウォーク』という演習が始まったのです。参加者同士がペアを組んで、いきなり屋外に出かけていきます。一方は目を閉じて、一方が誘導します。見えない人にとっては、誘導者とのコミュニケーションと自分の聴覚(嗅覚・触覚も?)だけが頼りです。この体験から「コーチの存在とは」を解き明かしていかれるのですが、実際に、体験した後では、非常に深く「コーチの役割・重要性」がお腹に落ちていきます。

 「本間節」はこの日も絶好調! パネル・ディスカッションでは、思いがけず、皆さんの前で、本間コーチのコーチングを受けることになってしまった私です。またまた、大きなコミットをしてしまいました。パネリストの青木さんの「こちらが相手のことを好きになって、信じて話を聴けば、相手は必ず変わります」との力強い断言、藤井さんの「コーチングはいいよ」と自ら職場内で言い続けることで浸透を図っていらっしゃるお話、どれも私に勇気を与えてくださるものでした。ご出演いただき、本当にありがとうございました。

 カンファレンス終了後、次の会場に本間コーチをお連れする道すがら、私がパネル・ディスカッションの中で話した目標について、本間コーチはとても真剣な声でこうおっしゃいました。「北海道を代表する100社をクライアントにするのって、すぐできる話だよね。例えば、・・・」。そのお声は、2年前の7月、転居してきたばかりで、パーソナル・コーチングのクライアントが一人もいなかった私に対して、「そのうちクライアント30人ぐらいとってさ、・・・あながち夢のような話じゃないよね」と言ってくださった時と全く同じ響きでした。

 あの時の師匠の予言通りになって、こうして、ご一緒できたこの日は、私にとって非常に感慨深い1日だったのです。次の2年後は・・・? また師匠の予言通りになっていることでしょう。

 コーチの言葉は、いつも私の背中を強く押し続けています。「スキル」以上に、その人を前に向かわせるものは、コーチのプレーヤーに対する“ゆるがない信頼”。

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にぎやかなごやかに演習中~
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師匠と2ショット
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コーチングを語る幸せ・・・

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